Archive for 3月, 2017

Posted on 03/12/2017 at 19:57, by matsumoto

『神によって備えられた場所(黙示録 その28)』

 

女は荒野に逃げた。そこには、千二百六十日の間彼女を養うために、神によって備えられた場所があった。(ヨハネ黙示録12章6節)

  • はじめに…今日は満月です。どうぞ今晩、夜空を見上げて見てください。次の満月の夜が「過越しの祭」(出エジプト12章参照)、その後に来る主日(日曜日)がイースター(4月16日)となります。つまり過越しの祭りのちょうど1カ月前ということになります。
  • いじめ…昨日は「11」東日本大震災・福島第一原発事故から6年で、全国各地で追悼の集会が開催されたり、メディアで特集が組まれたりしました。少しずつ復興しつつあるとはいえ、今なお避難生活を余儀なくされている12万人超の人たちがおられます。しかし避難者に対する対応は極めて冷たいのが現実。「放射能がうつる」「帰れはいいじゃん」「賠償金もらってるんだろう」など、子ども達のいじめは深刻です。「いじめはね こころにきずが のこるんだ」。これは孫の作です。
  • 世の終わりの前兆…イエス様は、世の終わり(終末)には、地震が起こり、偽預言者が出て、人々の愛が冷たくなると語られました(マタイ24章参照)。また当時の民衆のリーダーたちに対し「白く塗った墓」(同23章27節)と言って、叱責しました。外見は美しく立派に見えるが、内心は汚れている、偽善と不法で満ちていると。
  • 白く塗った墓…ユダヤ人の墓は、毎年アダルの月の十五日(過越しの祭の1カ月前)に、石灰で白く塗る習慣があったと言われています。これは、人が知らずに墓に触れて身を汚すことのないようにするためでした。身が汚れると過越しの祭に参加できなくなるからです。
  • ラザロの墓…しかしイエス様は、過越しの祭に参加するために身の汚れを避けることが第一のことではなく、一人の人の尊厳こそが最も大切だということを、身を持って示されました。過越しの祭の前、ラザロの葬られている墓へ近づき、居合わせた人々に墓の入り口の石に触れさせ、ラザロの包帯をほどかせました。汚れを避けることではなく、イエス様のみことばに応答して汚れを乗り越える(共に生きる)ことが、真実の過越しなのです。
  • 結び…新しい週、イエス様の御声に応答し、出会う隣人の“内なる聖所”(神によって備えられた場所)に近づく皆さんであるよう、祈ります。
Posted on 03/05/2017 at 19:17, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『神によって備えられた場所(黙示録 その28)』(2017.3.5)

女は荒野に逃げた。そこには、千二百六十日の間彼女を養うために、神によって備えられた場所があった。(ヨハネ黙示録12章6節)

  • はじめに…私たちがいとすぎで牧会を始めてから今月末で丸7年が終わります。これまでの道のりは長かったような、短かったような…。ただ主の守りと導きがあったことは確信しています。
  • 南アフリカ…私たちが韓国から日本に帰って来て、しばらく東京の教会に仕えていたことがあります。そのときベトナムへ行く機会があり、そこでセミナーがあり、講師が南アフリカで伝道していた韓国の牧師でした。その教会は“橋の下教会”という名称でした。その先生のあり方に共感を覚え、何か協力したいという願いが与えられていまたが、頓挫したままになっていました。そこに過日、Mさんご夫妻がいとすぎ教会を訪ねてくださり、ご主人が南アフリカ出身とのことで、再び、南アフリカが身近になりました。
  • 7人の登場人物…さて今日は黙示録12章からみことばを聞きます。12章から13章にかけて大患難時代の後半の3年半に登場する7人の者があります。①太陽を来た一人の女(12章1節)、②女の産んだ男の子(同5節)、③残りの者(同17節)、④天使長ミカエル(同7節)、そして⑤赤い竜(同3節)、⑥海から来た獣(13章1節)、⑦地から来た獣(同11節)。その中で、一人の女に焦点を当てて、聖霊様にみことばの奥義を照らして頂きたいと思います。
  • 女は男の子を産んだ…「女」とは誰で、また「男の子」とは誰でしょうか? そしてこのみことばは何を意味しているのでしょうか? 具体的には、「女」はイスラエル(霊的には旧約と新約を貫く神の教会)です。「男の子」はキリストです。そしてこれは旧約の預言の成就です(イザヤ7章14節、詩篇2篇8-9節参照)
  • 荒野に逃げた…「女は荒野に逃げ」ます。“走って逃げる”が原意ですから、敗走しているかのように見えます。しかし、その荒野には、「主が備えられた(=堅く立てられた、定められた)場所があった」と、みことばは告げています(出エジプト14章5節、ミカ4章1節、ヨハネ14章2節参照)。この世的には敗北のように見えても、今、私たちの立っているところに、主の大きなご計画と祝福があります。
  • 結び…新しい月も、心騒がすことなく、主にある平安の中で過ごし、その生き様を通して主を証しする皆さんでありますように。
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