Archive for 11月, 2016

Posted on 11/27/2016 at 20:35, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『封印を解くのにふさわしい方(黙示録 その14)』(2016.11.27)

 

彼らは、新しい歌を歌って言った。「あなたは、巻き物を受け取って、その封印を解くのにふさわしい方です。あなたは、ほふられて、その血により、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から、神のために人々を贖い、私たちの神のために、この人々を王国とし、祭司とされました。彼らは地上を治めるのです。」(ヨハネ黙示録5章9-10節)

  • はじめに…本主日からイエス様のご降誕を待ち望むアドベントに入りました。私たちはクリスマス・クランツに4本(5本)のローソクを立てて、アドベントの主日毎に1本ずつ明かりを灯していきます。今日はその1本目で「アブラハムのキャンドル」です。主の約束を信じて信仰の歩みを始めた“信仰の父”ゆえに、約束の成就としてのイエス様の誕生へと引き継がれてきたことを想起するキャンドルです。「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図」。新約聖書の冒頭、マタイ福音書1章1節に記されたみことばです。
  • 主イエスの恵み…新約聖書の最後は 主イエスの恵みがすべての者とともにあるように。アーメン。」(ヨハネ黙示録2221節)です。アブラハムに与えられた信仰の目指すところは、“主イエス様の恵みがすべての者とともにあるように”との切なる願いです。恵みは、行い(たとえば賛美や祈り)に対する対価ではありません。イエス様の先行する恵みに対する応答が、賛美と祈りになると言えるでしょう。その最たるものが“罪の赦し”です。
  • 新しい歌…今日のテキストは「新しい歌」が主題です。何が新しいのでしょうか? それは賛美の対象が、4章の“神であられる主”から“ほふられたと見える小羊”になったということです。小羊、すなわち十字架と復活のイエス様が賛美の対象になったことが“新しい”のです。この方が御座と長老たちの間(中心)に立っておられたのです。その偉大さのゆえに、多くのことばはたった一言「アーメン」になり、さらに、ことばさえも逸して、ただひれ伏すのみになりました(黙示録5章14節)
  • 天の故郷…ここは、かつてアブラハムが、父の家を出て、行き先を知らずに求めて旅立った“天の故郷”(ヘブル11章16節)であり、ここに“ほふられたと見える小羊”なるイエス様がおられるのを、使徒ヨハネは見たのです。墓の封印を破ったイエス様ただお一人、唯一、巻き物の封印を解くにふさわしい方です。
  • 結び…イエス様に栄光がありますように。
Posted on 11/20/2016 at 19:31, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『四つの生き物(黙示録 その13)』(2016.11.20)

 

御座の前は、水晶に似たガラスの海のようであった。御座の中央と御座の回りに、前もうしろも目で満ちた四つの生き物がいた。(ヨハネ黙示録4章6節)

 

  • はじめに…先週の主日が終わってから、ひとりの姉妹が「ここには何かいる。みんなが賛美しているときに別の声がしてた」。姉妹の聞いたその声は、天使の歌声だったのかも知れません。また別の姉妹は、「いままで見たことのないような魚の夢を見た」と、友人の見た夢の話をしてくれました。“魚”はイエス様を表わすシンボルですから、イエス様が姉妹の友人に近づいて来てくれたのでしょう。
  • 黙示録概観…1章から3章は、「今ある事」として、この地にある教会の現状に対してのイエス様のメッセージ、4章は、「将来、起こる事」としての、天での礼拝ビジョン、4‐18章がイエス様の再臨までに起こる出来事、19章が再臨、そして20章が千年王国、21-22章が新天新地のビジョンです。この後、必ず起こる大患難時代の前に、携挙があるゆえに、恐れることはありません。
  • 四つの生き物…今日は、“四つの生き物”に目を留めて、みことばの真理に触れさせて頂きたいと願っています。旧約聖書にも“四つの生きもの”がエゼキエル書1章に出てきます(エゼキエル1章5-25節)。それは四つの顔を持っています。①人間の顔、②獅子の顔、③牛の顔、④鷲の顔です(エゼキエル10章14節参照)。黙示録と順序は違っていますが、共通しています。これはケルビムと呼ばれている天使です。天使は、御座の聖さを保ち、生涯、私たちを守り助ける天的存在です。主は一人ひとりの置かれた場所と状況と時にふさわしい御姿で近づいて来てくださいます。
  • 幕屋に表されたケルビム…幕屋にもケルビム(四つの生き物)は表されていました。それは宿営する12の部族の旗に表されていました。そして聖所の天井の幕に、さらに垂れ幕、至聖所の契約の箱の上に(出エジプト)。それは天上の聖なる御座にまで続き、そこで大いなる方への礼拝、賛美へと私たちを誘っています。「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。神であられる主、万物の支配者、昔いまし、常にいまし、後に来られる方。」
  • 結び…新しい週、皆さんお一人ひとりに近づいて、歩みを共にして下さるイエス様がおられます。
Posted on 11/13/2016 at 20:04, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『金の冠を投げ出して(黙示録 その12)』(2016.11.13)

 

「主よ。われらの神よ。あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。」(ヨハネ黙示録4章11節)

  • はじめに…アメリカの次期大統領にトランプ氏が選ばれました。“人間はあらゆる動物の中で最も非道な存在である。そして、人生とは勝利か敗北かのどちらかで終わる戦いの連続なのだ”と、30数年前に雑誌のインタビューに答えています。その延長線上に大統領選があり、大統領の椅子があるとしたら…。
  • 黙示録概観…黙示録1章から3章は、「今ある事」として、この地にある教会の現状に対してのイエス様のメッセージでした。4章は、使徒ヨハネが見た「将来、起こる事」としての、天での礼拝ビジョンです。4‐18章がイエス様の再臨までに起こる出来事、19章がイエス様の再臨、そして20章が千年王国、21-22章が新天新地のビジョンです。天での礼拝のビジョンが、①七つの巻き物の封印が解かれる前であること、②フィラデルフィヤの教会に語られた“全世界に来ようとしている試練の時には(から)、守る”との約束のみことばが語られていることから、この後、必ず起こる大患難時代の前に、携挙があることを信じます。
  • 右と左の座…先主日に引き続き黙示録4章からみことばを聞きます。今日のみことばは、24人の長老が天で主をほめたたえて礼拝している箇所です。このとき長老たちはひれ伏し、自分の冠(光栄)を御座の前に投げ出しています(黙示録4章10節)。きっと使徒ヨハネは、その長老の姿と自分の姿を重ねて見ていたことでしょう。かつて使徒ヨハネを含む十二弟子は、イエス様から「十二の座について十二の部族を裁く」(マタイ19章28節)との約束のみことばを頂いています。その後、ヨハネは兄弟ヤコブと母とともにイエス様のところへ来て「ひとりを右に、もうひとりを左に」(マタイ20章20節)と求めました。野望に満ちていたのです。それを知った他の10人の弟子たちは腹を立てました。
  • 金の冠を投げ出して…そこでイエス様は弟子たちに「仕える者になりなさい」「しもべになりなさい」(同26,27節)と語られました。このみことばの成就した姿が天における24人の長老の礼拝でしょう。
  • 結び…自らの栄誉は御前に置いて、ありのままの自分を主にさささげ、礼拝する皆さんであるよう、主の御名によって祈ります。
Posted on 11/06/2016 at 19:34, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約この後、必ず起こる事をあなたに示そう(黙示録 その11)』(2016.11.6)

 

その後、私は見た。見よ。天に一つの開いた門があった。また、先にラッパのような声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った。「ここに上れ。この後、必ず起こる事をあなたに示そう。」(ヨハネ黙示録4章1節)

  • はじめに…昨日の昼、伯母(西宮在住)の米寿の祝福の宴を設けました。伯母との再会は、阪神大震災以来でした。まさかいとすぎ教会で再会し、祝福の祈りをするとは思ってもいませんでした。
  • 天における礼拝…さて、今回から黙示録の第2幕といえる章に入ります。第1幕は、黙示録1章から3章に記された「今ある事」として、この地にある教会の現状に対してのイエス様のメッセージでした。そして4章は、使徒ヨハネが見た「将来、起こる事」としての、天での礼拝ビジョンです。
  • 将来、起こる事…ざっくり鳥瞰図(ちょうかんず)的に将来、起こることを見てみると、4‐18章がイエス様の再臨までに起こる出来事、19章がイエス様の再臨、そして20章が千年王国、21-22章が新天新地のビジョンです。
  • 携挙の時期…天での礼拝のビジョンが、①七つの巻き物の封印が解かれる前であること、②フィラデルフィヤの教会に語られた“全世界に来ようとしている試練の時には(から)、守る”との約束のみことばが語られていることから、この後、必ず起こる大患難時代の前に、携挙があることを信じます。
  • 光の三原色…ヨハネが御霊に包まれて霊が天に引き上げられ、そこで目にした御座におられる方は、「碧玉(ジャスパー)や赤めのう(ルビー)のように見え、回りには緑玉(エメラルド)のように見える虹があった(黙示録4章3節)と記されています。碧玉は青色(天)、ルビーは赤色(義)、そしてエメラルドは緑色(恵み)です。光の三原色が交わるところは白光(聖)になります。御座に着座しておられる方は、シャカイナグローリーで眩しく輝いておられたことでしょう。(大祭司の胸当てに埋め込まれた12の宝石の第1番目は赤めのう、最後が碧玉でした)。
  • 24の霊的意味…「御座の回りには24の座があり、白い服を着て、金の冠をかぶった24人の長老たちがすわっていた」(同4節)と記されてあります。12+12という視点からいえば旧約のイスラエルの12支族と新約の12使徒、8+8+8なら、救い主イエス様ご自身を表します。すると救われた(あがなわれた)者の象徴です。
  • 結び…聖霊に包まれて天を思いつつ、霊的礼拝を捧げるお一人ひとりあるように、主の御名によって祝福して祈ります。
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