Posted on 07/14/2024 at 20:06, by matsumoto
私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。(ダニエル7章13節) /そのとき、人々は、人の子が偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです(マルコ13章26節)
◆はじめに…映画『キングダム』の最新作の劇場公開日(7月12日)に合わせ、3週連続で前3作が「金曜ロードショー」で放映されていました。舞台は春秋戦国時代の中国。「戦国の七雄」と呼ばれる七大国(斉・楚・秦・燕・韓・魏・趙)が覇権を競う中、戦乱の世を終わらせるべく中華の統一を志す、嬴政(えいせい/後の秦始皇帝)と、その志に賛同する側近の活躍を描いた中華戦国大河ドラマ。いかに志や理想が高くても、いつの世も人間は争いを繰り返す他ないのでしょうか?
◆ダニエル…バビロン捕囚は中華戦国時代から遡ること約3百年。ここでも戦乱の世界が展開していました。ダニエルらは捕囚の地バビロンで、数多の苦難、迫害に遭いました。しかし「私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます」(ダニエル3章17節)「私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださった」(同6章22節)と、主に信頼して屈することはありませんでした。
◆夢、幻を見る…ダニエルは、“獣”の夢と幻によって、バビロン帝国の他、様々な王国(と王たち)が次々に台頭して来ることを悟らされます。地上において力を奮う王国は、どんなに王が有能であったとしても、結局は罪人が自らの欲望を欲しいままにする“獣”の支配でしかあり得ないし、限りがあることを物語っています。その一方でその人間の王たちが支配する王国の幻の中で、まったく次元の異なる幻を見ました。「人の子のような方が天の雲に乗って来られ、その国は滅びることはない」(ダニエル7章13-14節他)と。ダニエルはこの幻があまりにも現実離れしていて、荘厳な故、その意味が分からず、悩み、脅え、顔色が変わるほどだったとあります。
◆みことばの励まし…ダニエルは血筋、知恵、知識において申し分がありませんでしたが、幻の意味が分からず、病にもなり(ダニエル8章27節)、力もうせてしまう(同10章8、9、17節他)こともありました。しかしその都度、主はダニエルを「神に愛されている者よ、恐れるな」という“みことば”によって力づけられました。苦難に耐える力は、時に適ったみことばによって与えられます。
◆結び…私たちの身の回りの状況や全世界の状況がどのような状況になったとしても、主は、その都度、みことばと天使を遣わして、私たちを励まし、力づけ、救いあげて下さることを信じて、感謝します。
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