Posted on 06/30/2024 at 15:38, by matsumoto

『新しい契約を結ぶ』(新約に引用されている旧約 その93)(2024.6.30)

見よ。その日が来る。―主の御告げ。―その日、わたしは、イスラエルの家とユダの家とに、新しい契約を結ぶ。(エレミヤ31章31-34節) /しかし、神は、それに欠けがあるとして、こう言われたのです。「主が言われる。見よ。日が来る。わたしが、イスラエルの家とユダの家と新しい契約を結ぶ日が。(…)」(ヘブル8章8-12節)

◆はじめに…病気で仕事を休むと当然のことですが、労働の対価としての収入が無くなります。倹しい生活をしているゆえ、蓄えがある訳でもなく、唯々、主に助けを祈る他ありません。空の鳥を養い、野の花を装ってくださる主です。私たちの必要をすべてご存知な方です。朝ドラで次のようなセリフがありました。“愛は理想を超え、奇跡を生む”。私たちの神、主は愛です。愛によって主は私たちを生かしてくださいます。そしてこのように今日も感謝と喜びの礼拝を捧げさせてくださいました。主は愛の方で奇跡を起こされる方です。ハレルヤ!

◆エレミヤ…先主日に続き、エレミヤ書がテキストです。内村鑑三はエレミヤ書(またエレミヤ自身)について次のように言っています。「余の特愛の預言者はエレミヤである、余はイザヤを尊崇し、エゼキエルを敬畏し、ダニエルを歎賞する、然しエレミヤに至っては余は彼を親愛する(…)旧約聖書人物中で余が最も親しんだ者は此の「涙の預言者」である」「ヱレミヤはユダヤが産んだ最大の預言者である。彼の外に数多の預言者があったが、預言は彼に於て其絶頂に達したと云ふ事が出来る。ヱレミヤの偉さは、彼の時代に照合して彼の預言を読んで見て判明る。ヱレミヤが解らずして聖書は解らない。又イエス キリストは解らない」。

◆新しい契約…エレミヤは、人類の歴史上「新しい契約」という言葉を最初に語った人と言えます。もちろんエレミヤの独創ではなく、すでにエレミヤを預言者として召し出すことをお定めになっておられた、主のみこころでした。エレミヤを愛し、召された主は、エレミヤ同様、私たち一人ひとりを愛し、赦し、生かしてくださっています。「新しい契約」とは、“主の律法を心に書きしるす”ことであり、その内容は“咎を赦し、罪を二度と思い出さない”ことです。言い換えれば、私たち罪人を古い人から新しい人へと創造される、そして事実、新しい人に創造されているということです。パウロを通して語られたみことばで言えば「私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています」(②コリント4章16節)でしょう。

◆結び…主にあって新しい週、主の新しい契約(イエス様の裂かれた肉と流された血)によって、赦され、生かされる“新しい人”として、いのちの水の源なる宝(栄光に輝く復活のいのち=聖霊)を内に宿し、平安と将来と希望をもって共に励まし合いながら歩ませて頂けることを感謝します。

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