Posted on 12/08/2019 at 22:02, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『新しい事をする主』(イエス・キリストの生涯 その88)(2019.12.8)

見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。(イザヤ書43章19節)

  • はじめに…「中村哲さんが死亡した!!」先週4日(水)の夕方前、ラジオニュースを聞いていた家内が叫びました。風邪でベッドに伏せていた私は思わず飛び起き、インターネットで真相を確かめようとしました。インターネットの情報では、意識はあり、病院に搬送中ということでしたが、結局、ラジオニュースの通り、中村哲さん(73)はこの地上での生涯の幕を閉じました。「飢えや貧困は薬では治せない」「戦争ではなく命の水を」との志をもって2000年からのアフガニスタン大干ばつに対して「緑の大地計画」を推し進め、現在もペシャワール会によって継続され、荒野に水が引かれ、60万人を超える人々のいのちと暮らしを支えています。
  • 預言者のキャンドル…創造の主なる神様の私たちへの愛のかたちである主イエス様のご誕生を感謝と喜びとともに、アドベント・キャンドル(4本)に1本ずつ火を灯していきます。そして再び来られるその時を待ち望みます。本日2本目のキャンドルは「預言者のキャンドル」です。旧約聖書は39巻の書物で構成されていますが、モーセ五書(5巻)・歴史書(12巻)・詩歌(5巻)、そして預言書(17巻)に分類されます。このうち預言書を記した預言者たちに託されたメシア来臨の預言が、イエス様の誕生によって成就したことを象徴しています。
  • 新しい事をする主…創造の主は「新しい事をする」(イザヤ43章19節)と語られます。それは「荒れ野に道、荒れ地に川を設ける」(同)ことだと語られます。あるラビは「このことは紅海の水が二つに分かれて乾いた地を通るよりも偉大なわざである」と語っています。その偉大な主のわざの継続していることのしるしとして、アフガニスタンでの中村哲さん達の「緑の大地計画」が主の御手のなかで行われているのではないか、そう思います。中村さんと親交のあった歌手の加藤登紀子さんが2009年のクリスマスイブに「もしもし メリークリスマス」と電話したとき、しばらく応答がなかったそうです。しばらくたって「トキさん、僕ね、クリスチャンだよ、実は」と。その時の一瞬の嗚咽している瞬間が忘れられない、そうインタビューに答えていました(NHK NEWS WEB記事より)
  • 結び…救い主イエス様は、私たちの霊の最も深いところにまで用水路を引いて下さり、そこからいのちの水が湧き出て、決して希望を失うことのない者として下さるために、この世にお生まれになったのです。

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