Posted on 11/10/2019 at 18:51, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『聖霊と幻による動機づけ』(イエス・キリストの生涯 その86)(2019.11.10)

ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください。」と懇願するのであった。パウロがこの幻を見たとき、私たちはただちにマケドニヤに出かけることにした。神が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ、と確信したからである。(使徒の働き16章9-10節)

  • はじめに…先々週、壱岐の島から「あのチャリティーコンサートで自分のための人生から他者のために生きる人生へと180度変わった」という友人が訪ねて来て、来年5月をめどに、島のお年寄り(先輩)の方が、楽しくいきいきと過ごせる集いの場を創ろうと、熱い思いを持って奔走していることをお伝えしました。私たちは、出会いと出来事、体験を通して人生が変わります。変わるというより成長します。それも一個人の成長にとどまらず、キリストのからだとして共に成長します。その成長の過程で失敗しても、間違っても、それらすべて含めて主は、成長の機会を私たち一人ひとりに与えてくださっています。
  • ヨーロッパの初穂…今日のテキストの使徒の働き16章は、パウロたちと出会い、福音を聞き、霊的な成長をした(福音を信じた)人々の記録です。テモテ、ルデヤ、女奴隷、そして看守とその家族です。テモテは、心配症(Ⅰコリント16章10節)、涙もろく、臆病(Ⅱテモテ1章4-7節)だったようです。しかし、ヘブル人への手紙13章23節「私たちの兄弟テモテが釈放されたことをお知らせします」とあるように、投獄されるような出来事にあっても信仰を貫き通す、真の強さを持つまでに霊的に成長をしたテモテの姿を想像できます。ルデヤは、パウロのヨーロッパ伝道の最初の実となりました。祈り場で唯一、パウロの語る福音に耳を傾け、救いを受け、それは家族に、そしてその出来事ゆえに「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」(使徒の働き16章31節)のみことばの宣言によって、看守とその家族の救いに繋がっていき、ピリピ教会の設立に展開したのです。きっとその交わりに、占いの霊から解放された女奴隷も加わり、互いにキリストのからだとして、その人本来の人間性を取り戻し、こころ安んじて人生を全うしたことでしょう。
  • 主の導き…これらの霊的成長のきっかけとなった出会い(邂逅)は、単なる偶然の成り行きではなく、パウロに対して聖霊と幻を通して、主が導かれ実現しました。生活環境も性格も異なる一人ひとりに対して、主は深い愛をもって近づき、霊、たましい、からだをトータルに包み込んでくださり、エデンの園、新しい天と新しい地に招いてくださいます。
  • 結び…主は、聖霊と幻によって進むべき方向性を示してくださいます。その先でイエス様は、かけがえのない皆さん一人ひとりを待っておられます。

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