Posted on 06/16/2019 at 17:56, by matsumoto

主日礼拝メッセージ要約『聖霊降臨後の使徒たちの生活』(イエス・キリストの生涯 その68)(2019.6.16)

信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、みなに分配していた。そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。(使徒の働き2章44-47節)

  • はじめに…先週、久しぶりに自転車に乗りました。しばらく乗ってなかったので、タイヤの空気が減っていました。空気をしっかりタイヤに満たし、快適にプチ・サイクリングを楽しむことができました。普段、感じることのない風を感じ、見過ごしてしまう風景を新鮮な思いで見ることができました。
  • 心をひとつにして…先週の主日はペンテコステ(聖霊降臨日)の礼拝でした。ユダヤ三大祭りの五旬節の祭りで、過越の祭りで行われる「初穂の祭り」から50日目に行われています(レビ記23章15-16節参照)。「初穂の祭り」はイエス様の復活の予表です。それから50日目「すべての心(心臓)がひとつになった(集まった)」(使徒の働き2章1節私訳)ところに聖霊が降ったのです。この五旬節の日はモーセの律法付与を記念するものとして覚えられています(出エジプト記19章参照)。
  • 落ち穂拾い…五旬節には、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)では、伝統的にルツ記が朗読されます。ルツの夫となったボアズは律法を忠実に守り、落ち穂を自分の畑に残して、貧しい者と在留異国人に対して思いやりの心で接していました(レビ記19章9-10節参照)。
  • 使徒たちの生活…使徒たちもボアズ同様、聖霊降臨後、温かな交わりをしていたことが分かります。聖霊に満たされて、イエス様の生き様、関わりを自らの歩みの核にして、世におもんばかることなく喜びと混じりけのない純真な心で生き始めたのです。何か特別なことをした訳でなく、分け隔てなく一緒に食事をすることから始めたのです。その度ごとに、イエス様の聖餐のこと、そして「わたしの羊を牧しなさい」(ヨハネ21章15、16、17節参照)と言われた時の、イエス様のまなざし、声色、振る舞いを想い起していたことでしょう。
  • 結び…イエス様は一人も滅びることのないよう(マタイ18章14節、ヨハネ10章28節)、迷い出た一匹の羊を捜しだし、そのふところに抱かれる方です(ルカ15章4-6節)。誰一人としてイエス様の愛からこぼれ落ちる者はありません。

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